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Blog
ここはSky所属カウンセラーが経験や思いを綴るブログのページです。
カウンセリングには様々な心理的理論や療法が存在し、Skyのカウンセラーも異なる考え方や手法に基づいてクライアント様の心理的サポートに尽力させていただいております。
ここに記載されている内容は、あくまで執筆したカウンセラー個人の体験や意見に基づいたものであることをご承知おきください。
第二十七回ブログ 「わかされ」
第二十七回ブログ 「わかされ」 「わかされ」と聞いて言葉の意味がすぐ分かる人は、若しかしたら長野県、群馬県にゆかりのある人かもしれません。元々は、この地方の方言で、道が左右に分かれるところ。分かれ道。追分。つまり分岐点を表す言葉ですが、美智子皇太后が皇后時代に歌会始で詠まれ...
吉池安恵ブログ 第二十六回
ブログ第26回 ライフサイクル 最近ライフサイクルという言葉をいろいろなところで耳にするようになりました。ライフサイクルは元来人の誕生から死までの過程を円環状に表現した言葉ですが、今ではビジネスの分野でも製品の製造からそれが消え去るまでの全過程を表す言葉としても幅広く使わ...
吉池安恵ブログ第二十五回
第二十五回ブログ ロールモデル 第二次世界大戦が終り、日本は敗戦国となり私が小学生(1948年~1956年)の頃は物のない時代でした。服は継ぎが当たっていたり、着物を仕立て直したりしたものだったりが普通で、私の家は貧しかったため滅多に新しい服は買って貰えませんでした。そん...
吉池安恵ブログ第二十四回
第二十四回ブログ 自己倦厭と自己憐憫 自己倦厭(けんえん)、ちょっと聞き慣れない言葉ですが、意味は自分で自分のことを疎ましく思ったり、嫌いになることを言います。 何かに失敗してしまった時。意図しないで人を傷つけてしまった時。当然気づくべきことに気が付かなかったり、周りと比...
吉池安恵ブログ第二十三回
母の日に寄せて 私には二人の母がいました。私を産み、育ててくれた母と結婚して得た夫の母です。 二人とも私を支えてくれた大切な人です。 どちらも大正3年五黄の寅年に生まれました。一人は11月25日生まれ、一人は12月4日生まれ。同時代に生を受け、同時代に育った二人の母は全く異...
吉池安恵ブログ 第二十二回
第二十二回ブログ いい移住~ コロナが始まって家にいることが多くなり、お昼も殆ど家で食べるようになりました。夫と二人でテレビを見ながら食べることが増え、いま迄見なかったテレビ番組を見ることになりました。その中で興味を惹かれる番組があります。それは「いい移住~」という番組で...
吉池安恵ブログ 第二十一回
第二十一回ブログ 折り合いを付ける コロナ感染症の発症以来丸三年経ちました。私にとってこの間ほど自分の気持ちの折り合いについて考えた期間はなかったように思います。 「折り合いをつける」というのは、一般には交渉事や調整の場面で、意見の異なる人同士がどちらも受け入れられる妥協...
吉池安恵ブログ 第二十回
第二十回ブログ ひとり独りのマントラ 困った時、迷った時、人は時として昔に返ることがあるようです。私は子どもの頃に周りの人が使っていた言葉が何故か想い出されます。すっかり忘れていた励ましの言葉、慰めの言葉と共に母や叔母たちの優しい笑顔が想い出されることもあります。...
吉池安恵ブログ 第十九回
Empathy(共感)について 最近empathyについて考えさせられる出来事がありました。 台風が日本列島を縦断している最中に息子から旅行に誘われたのです。以前からの予定でしたが、台風がまともにやってくるので、不要不急の外出は控えるようにとのニュースが流れていました。行き...
吉池安恵ブログ 第十八回
諦めと自己受容 日本人は「しかたがない」「しょうがない」という言葉をよく使うと知り合いの外国人たちから何度も指摘されたことがあります。第二次世界大戦中アメリカの強制収容所に入れられた日本人が「Shikata ga nai」というフレーズを頻繁に用いていたこともよく言われてい...
吉池安恵ブログ 第十七回
ブログ第十七回 幸せについて 幸せという言葉を聞いて何を連想しますか?思い浮かべることは人それぞれだと思いますが、私はメーテルリンクの「青い鳥」とドイツの詩人カール・ブッセの「山の彼方」が浮かびます。 「青い鳥」の話は余りにも有名なのでここであら筋を書くまでもないとは思い...
吉池安恵ブログ 第十六回
「自分の木」の下で 大江健三郎は多くの人が知るノーベル賞作家ですが、寝転がって気楽に読める作品を書く人ではありませんでした(少なくとも私には。)作者も読者も真摯に作品に向かうことを求められているような小難しさがありました。それでも、私に取っては、新しい作品が出ると読みたくな...
吉池安恵ブログ 第十五回
我慢と忍耐 我慢を辞書で引いてみると、耐え忍ぶこと。こらえることとあります。英語ではpatienceとあります。一方、忍耐を調べると、苦しさ、辛さ、悲しさなどを耐え忍ぶこととあり、こちらも英語はpatienceです。 どちらも、耐え忍ぶ事であり、英語では全く同じです。けれど...
吉池安恵ブログ 第十四回
第十四回 私の一番重かった責任 子供の頃から80才の現在に至るまで色々な責任を負って来ました。 自分の部屋を掃除する責任。母が帰るまでにお米を研いでおく責任。今考えると大した責任ではありません。でも、子供の頃は忘れないようにと何時も自分に言い聞かせていました。学校でも、与え...
吉池安恵ブログ 第十三回
第十三回 あなたはお冷やご飯をどうしますか? 温かいご飯のおいしさは日本人なら誰でも知っています。イタリアンやフレンチ、西洋料理でパンに慣れきった若者でもやっぱりご飯大好きという人は多いようです。でも、炊きたての美味しいご飯は時間とともに冷めてきます。翌日には完全に冷め切っ...
吉池安恵ブログ 第十二回
第十二回 異文化間カップルの直面する問題(その二) 愛情表現の違い 異文化間カップルの戸惑うひとつが愛情表現の違いのようです。関係を深めていく中で経験する情熱的な言葉やセックスなどはある意味素敵です。「一生こういう関係でいたいな~」と思うかもしれません。...
吉池安恵ブログ 第十一回
第十一回 異文化間カップルの直面する問題(その一) 言葉について 異文化をバックグラウンドとするパートナーと関係を結ぶ決心した人たちは、当然のことながら文化や習慣の違いがあることは知っています。自分たちの間で問題が起こるとすれば、その違いによるところが大きいのではないかと危...
吉池安恵ブログ 第十回
第十回 罪悪感について (その二) 人間の行動が無意識によって左右されることを最初に言い出したのは精神分析学の創始者ジクムント・フロイドです。彼は人間のこころを「エス(es)」「自我(ego)」「超自我(super-ego)」という3つの領域に分けて考えました。...
吉池安恵ブログ 第九回
第九回 罪悪感について(その一) 感情のコントロールで苦しんでいる人はたくさんいます。私の経験の中では一番多いのは「怒り」のコントロールですが、それに負けず劣らず多いのが「罪悪感」です。 罪悪感というのは、「私のせいだ」「私が悪かった」「申し訳ないことをした」「もっとす...
吉池安恵ブログ 第八回
第八回 常識について カップルカウンセリングに来る人たちがお互いをなじり合うときによく使われるのに「常識」という言葉があります。 「あなたって本当に常識がないんだから」 「そんなこと常識でしょう?」 「常識で考えれば分かることが分からないのかな~。ごく普通のことを言っている...
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